ミギー
新一に寄生したパラサイト。ベッドに横たわりヘッドフォンで音楽を聴いていた新一の耳から侵入できず、鼻孔から侵入を図るが新一のくしゃみで失敗。その後、目を覚ました新一の右手に突き刺さるようにして侵入し脳を目指すが、新一が自身の上腕をヘッドホンのコードできつく縛り上げ阻止したため、そのまま右腕に寄生した。
好奇心旺盛で読書家。宿主の身体から直接養分を摂取しているため独自に捕食活動を行う必要はないが、その分だけ新一が大食漢になっている。新一とは通常、口頭で会話をするが、最終回のラストシーンを含めて数回、夢の中で「有線」と称する意識の共有も行っている。
寄生当初は他のパラサイトと同じく感情に乏しく、宿主と自分以外の生死には極めて冷淡かつ淡白で、人間をにし敵と戦う策を練るなど、人間社会の常識に外れる思考から、新一との間には大きな意識の乖離があった。その後、共存関係にある新一に対しては食事健康を気遣い、新一の置かれている状況や精神状態に応じて考えを変更するなど柔軟な思考も持つようになり、一時の感情や自己満足に流されて行動しようとする新一を諌める事もあった。そのやり取りの中で徐々に感情に近いものを理解するようになっていき、変化(詳細は後述)を経て、互いに信頼し合えるようになる。9巻のラストには、後藤との戦いに負け自己犠牲とも取れる行動を起こしたり、死を予感した際に「きみの脳を奪わなかったお陰で、友だちとして色々な楽しい思い出を作れた」と回想するなど、この頃には新一に対して友情めいた感情を抱き、最終話には人間を「心に余裕(ヒマ)のある生物」だと賞賛するなど価値観に変化が生じている。
宇田に「きれいな言葉遣いをしている」と評されるが、これについて新一は、図鑑など主に本で言語を学んだ結果ではないかと推察している。
右腕の動きについては基本的にミギーが主導権を持つが、その委譲により「普通の右腕」として新一が動かすことも可能で、新一がそれを要求する際に「手動権」と呼んだことがある。
後藤に吸収されていた時期に、眠っている間も情報が頭を駆け抜けるという体験を得たことで更に体質が変わり、一度に複数の思考ができるようになる。そして、持ち前の好奇心からその「別世界」へと旅立つ事を決意し、新一に一方的に別れを告げた上で無期限の「眠り」についた。だがその後、物語の最後で里美がビルから突き落とされた際、新一に代わって彼女を救ったかのような描写があり、2人の繋がりが完全に切れた訳ではない事を示唆している。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%84%E7%94%9F%E7%8D%A3#.E7.99.BB.E5.A0.B4.E4.BA.BA.E7.89.A9